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Excelで相乗平均(掛け合わせの平均)を求めるGEOMEAN関数の使い方

エクセルで相乗平均(掛け合わせの平均)を求める関数の紹介です。

エクセルで相乗平均を求めるにはGEOMEAN関数を使います。ここではGEOMEAN関数の機能と使い方を紹介していきます。

GEOMEAN関数

相乗平均(掛け合わせの平均)を求める関数です。

GEOMEAN関数の書き方

Excelで相乗平均(掛け合わせの平均)を求めるGEOMEAN関数の使い方1GEOMEAN関数では、相乗平均を求めたい「数値」を関数の中に指定します。

 

相乗平均の計算では、例えば下の3つのデータ(a1 , a2 , a3 )があるとき、下の式のように平均を計算します。

Excelで相乗平均(掛け合わせの平均)を求めるGEOMEAN関数の使い方2

この例では、3つのデータ(a1 , a2 , a3 )をそれぞれ掛け合わせ、3乗根を取って平均を出しています。

相乗平均では、平均を求めるときにそれぞれのデータを掛け合わせて、データ数(N)でN乗根を取る計算で平均を求めます。

次では実際にGEOMEAN関数を使って、上限・下限を除外したセルの平均を求めてみます。

実際の使用例を確認してみましょう

GEOMEAN関数の実際の使い方

下の図のように、3個のデータの相乗平均を求める場合にGEOMEAN関数を使ってみます。GEOMEAN関数の中にデータを指定します。

Excelで相乗平均(掛け合わせの平均)を求めるGEOMEAN関数の使い方3

 

3個のデータの相乗平均は「215.2」と求められます。

Excelで相乗平均(掛け合わせの平均)を求めるGEOMEAN関数の使い方4

3個のデータを掛け合わせて、3乗根を取った値になっています

GEOMEAN関数を使うと、相乗平均を求めることができるので、ぜひ活用してみて下さい。

売上の前年比の平均を求める場合などは、通常の平均(AVERAGE関数)ではなく、相乗平均(GEOMEAN関数)を使うことで、平均を正確に求めることが出来ます。前年比の平均の求め方については、下の記事を参考にしてみて下さい。

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